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5G(次世代高速通信)が私たちの生活を変える!?

5Gとは

掲載日:2023年3月30日 更新日:2024年4月25日

次世代の移動通信システムとして、5Gは大きな期待を集めています。
5Gはスマートフォン向けの通信技術と思われがちですが、高速通信を活かして私たちの生活全般に大きな変化をもたらす「次世代のインフラ」といわれています。
本記事では5Gについて、従来の規格である4Gとの違いや高速通信が生活にもたらすメリットについて解説します。

5Gとは

5Gとは「5th Generation」の略称で、次世代の通信規格「第5世代移動通信システム」のことを指します。従来の4Gに代わる通信規格として、2020年3月から運用が開始されました。
5Gといえば速い通信速度が魅力ですが、私たちの生活に大きなメリットをもたらすさまざまな特長があります。

5G登場までの歴史

最新規格である5Gが登場するまで、移動通信システムは以下のような歴史をたどってきました。

1971年 1G 自動車用電話サービスとして登場
1993年 2G デジタル化され、メールやインターネットの利用が普及
2001年 3G 世界統一規格となり海外でも日本の携帯電話が利用可能に
2010年 4G スマートフォンの普及と共に登場し、動画やゲームコンテンツの利用が拡大
2020年 5G 次世代のインフラとして高速・大容量通信を実現

【1971年】1G:アナログ携帯電話の普及

1971年に誕生した第1世代移動通信システムは、自動車内で利用できる電話サービスとしてスタートしました。現代の「携帯電話」の前身となるサービスですが、当時は自動車のバッテリーを電源として使っていたため、車外への持ち出しはできなかったといいます。

そして、1985年には、日本ではじめての一般向け携帯電話である「ショルダーフォン」が登場。持ち歩きできる肩掛け型の携帯電話端末として注目を集めます。普及は限定的でしたが、現在の移動通信システムの基礎を形づくりました。

【1993年】2G:メール・インターネットの普及

1993年に開始した第2世代移動通信システムは、データを0と1として扱う「デジタル方式」を採用しました。これによりデータ通信の利用が本格化し、1999年にはドコモがデータ通信サービスの「iモード」を開始。パソコンのように、携帯電話でもメールやインターネットへの接続が可能となったのです。

それまでのような音声通話だけでなく、さまざまな機能がプラスされたことで、携帯電話サービスの普及・定着が進むきっかけをつくりました。

【2001年】3G:世界統一規格による高速通信の普及

「全世界で同じ端末を使えること」を目標にスタートしたのが、第3世代移動通信システムです。国際通信連合(ITU)が定める規格に準拠したことで、1台の携帯電話を世界中で使用できるようになりました。

現在の4Gや5Gと比べると低速ですが、ホームページ閲覧やメッセージのやりとり、写真や動画の送受信などが可能となり、携帯電話の利用者数を増やすきっかけをつくりました。

また、第3世代ではデータ通信の高速化が進み、第3.5世代(W-CDMA HSPA)や第3.9世代(LTE)などが登場しました。3Gはいまなお現役の通信規格ですが、主要キャリアが次々とサービスを終了しはじめています。ドコモが2026年3月31日にサービスを終了すれば、主要3社の3Gサービスは完全終了となる予定です。

【2010年】4G:スマートフォンの普及と通信速度のさらなる高速化

2010年に開始した第4世代移動通信システムは、3Gの時代と比べて、最大通信速度が格段に向上。4Gの時代には、スマートフォンの普及が進みました。“ガラケーは3G、スマートフォンは4G”という住み分けが生まれたのも、この世代です。

第4世代では、通信速度の向上により、動画配信サービスやSNSも普及しました。ただし、これらのサービスの人気が高まるにつれ、現在ではさらなる高速通信や大容量のデータ通信が求められるようになっています。

【2020年】5G:光回線以上の超高速通信の普及

2020年に登場した5Gは、「高速大容量」「超低遅延通信」「多数同時接続」の3つを兼ね備えた新しい移動通信システムです。

4Gの10倍もの速さを発揮でき、将来的には下りで最大20Gbpsに達すると考えられています。光回線を超える「超高速」の通信規格として、私たちの生活を大きく変えると期待されています。

5Gの特長とこれからの未来

5Gは高速かつ大容量の通信が行えるほか、低遅延のデータ通信環境や多数同時接続ができる特長があります。

IoT技術に発展をもたらす点や、大規模な容量をもつデータを高速でダウンロードできるようになる点などにおいて4Gとは大きく異なります。

高速かつ大容量のデータ通信を行える

5Gの最大の特長は、高速かつ大容量のデータ通信を行えることです。大容量の動画をわずか数秒でダウンロード可能で、4Kや8Kなど高精細な動画のストリーミング視聴にも対応しています。

これにより、エンタメの分野においても、新たな鑑賞方法や表現の登場が期待できます。たとえば、スポーツの試合を360度自由な角度から鑑賞したり、専用のアイウェアを装着してホログラム映像を見ることで、まるでアーティストが目の前でパフォーマンスをしているような感覚を味わえたりと、エンタメの楽しみ方はさらなる広がりを見せていくでしょう。

また、高速かつ大容量の通信により、従来の通信インフラやシステムが大きく変わると期待されています。

低遅延の安定したデータ通信環境

5Gのデータ遅延は、4Gの10分の1程度とされており、低遅延の安定したデータ通信環境を維持できます。リアルタイムに近い通信が可能となることで、通信のわずかな遅延が勝敗を左右するようなオンラインゲームなどのコンテンツもストレスフリーに楽しめるでしょう。

また、自宅にいながら世界中の人とタイムラグなくスムーズにオンライン上で会話ができるようになることで、私たちの働き方が大きく変わる可能性があります。

さらに、低遅延の通信は、遠隔地にあるロボットやドローンのリアルタイム操作を可能としてくれます。遠隔医療や自動運転、VR・AR分野や農業など、さまざまな産業での活躍が期待されているのです。

遠隔医療 遠隔地からの映像を視聴しながらリアルタイムの診断や処置を行うことができ、地方の医師不足や医療格差を解消する。
自動運転 車をネットワークに接続した状態で走行することで、双方向の通信により車間距離を保ち、安全性を高める。
VR・AR VRやAR技術を活用した次世代の表現が可能となり、エンタメはもちろん、商品開発や医療などの分野でも活用が進む。
農業 ドローンを遠隔操作することで、遠く離れた場所からでも農作物の状態確認や、農薬散布等が可能になる。

従来実現が難しかった多数同時接続が可能

5Gではスマートフォンやタブレットはもちろん、家電やウェアラブル端末などさまざまな端末をインターネットに同時接続できます。

自宅や街中のあらゆる端末をネットワークに接続することで、暮らしがもっと便利になる可能性があるでしょう。また、多くのインターネット対応端末を同時に接続できることは、スマートホームやスマートオフィスの実現にも寄与します。

スマートホームとは、家中のさまざまな家電や設備をネットワークに接続し、互いに連携させることで利便性を高めた家のことです。一方、スマートオフィスとは、IoTやAI技術の導入により、VR会議や顔認証システムによる入退室管理のDX化、人流データの解析によるレイアウトの最適化などを可能としたオフィスを指します。

5Gのスマホが生活にもたらすメリット

5Gは高速で大容量のデータ通信が可能なことから、私たちの生活にさまざまなメリットをもたらすといわれています。たとえば、高画質動画が快適に楽しめるようになるほか、VRやARを活用して、より便利で快適な生活が実現する可能性があります。

ゲームが遅延しない快適な環境

5Gは、映像や音声が遅延しにくいという特長があります。従来は遅延が生じてタイムリーな操作感が楽しめなかったゲームも、5Gによって遅延のない快適な操作が実現できます。

少しの遅延が勝敗を左右するようなコンマ1秒を争うオンラインゲームでもストレスを感じることなく楽しむことができるようになるでしょう。

重いデータのダウンロードに時間がかからない

5Gなら重いデータのダウンロードにも時間がかかりません。

たとえば、2時間の映画をダウンロードするのに4Gでは5分程度必要でしたが、5Gではわずか数秒程度で済みます。動画やアプリなど重いデータをストレスなくダウンロードすることができるようになることも5Gの特長の1つです。

4Kや8Kなど高画質動画を快適に楽しめる

従来の4Gで高画質動画を再生すると、データ通信が追いつかず環境によっては快適に楽しめないケースもありました。

これに対して5Gの高速なデータ通信であれば、データ量が大きな4Kや8Kなどの高画質動画のストリーミング視聴もストレスなく快適に楽しめるようになります。

また低遅延の安定したデータ通信によって、スポーツ中継などのライブ配信映像を視聴する際も会場にいるのと同様の臨場感を時差なくリアルタイムで楽しめるのも大きな進化だといえます。

VRやARなど次世代の映像コンテンツの発展

データ量が大きく、高速データ通信が必要なVRやARなど次世代の映像コンテンツの発展にも期待がかかります。

スクリーンに投影された仮想空間の中で非日常的な世界を体感できるVRや現実空間にコンテンツや情報を重ねることで拡張された世界を体感できるARは、ゲームなどのエンタメコンテンツだけでなく遠隔医療や介護、教育などさまざまな分野で活用が進んでいます。

5Gのデメリット

ここまで紹介したように5Gには多くのメリットがある一方で、高速・大容量通信が可能になったために通信料金が高くなりやすく、またスマートフォンのバッテリー消費が増えるなどのデメリットも考えられます。

通信容量の大きさと料金への懸念

通信容量が大きくなりやすい5Gは、通信料金が高くなることも懸念されます。
データ無制限のプランについても、4Gと比較して料金が高くなる可能性が考えられるでしょう。

バッテリーの消費量

5Gは4Gに比べて端末のバッテリー消費量も大きくなります。
これは通信量や通信速度が上がることによって端末で処理しなければならないデータや情報量が増えるためで、今後は端末に搭載されるバッテリーの大容量化が求められることになるでしょう。

格安SIMは5Gに対応していない?

最近では5Gに対応する格安SIMが徐々に増えつつあります。ただし、これは5Gのなかでも「NSA方式」と呼ばれる4Gのシステムを活用した通信によるもので、ここまでに紹介した「多数同時接続」や「低遅延の安定した通信環境」を実現する「SA方式」とは異なるものです。

「真の5G」と呼ばれるSA方式は、現在一部の大手キャリアで提供が始まっていますが、格安SIMではまだ対応していません。

5Gによる高速通信が生活にもたらすメリットは大きい

高速・大容量通信が可能な上、低遅延で安定した通信環境が構築できるなど5Gにはさまざまなメリットがあります。また、IoTの普及によって生活をより便利にしてくれる可能性を秘めています。

将来的には、医療や福祉、交通などさまざまな分野への活用が広がることで私たちの生活に大きな変化をもたらしてくれるでしょう。

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