掲載日:2023年3月30日 更新日:2026年2月10日
しかし、「なぜ大手キャリアよりも安くできるのか?」「安い代わりに何か不便はないのか?」といった点に疑問を持つ方も少なくありません。
MVNO(仮想移動体通信事業者)とは?
MVNOとは「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体通信事業者」と呼ばれます。
自社で通信回線を持たず、au・ドコモ・ソフトバンクといった大手キャリアから通信回線を借りて、独自のモバイル通信サービスを提供する事業者のことです。
このビジネスモデルにより、大手キャリアよりも低価格でサービスを提供できるため、一般的に「格安SIM」と呼ばれています。mineo(マイネオ)をはじめとする多くの企業がMVNO事業を展開しており、それぞれが特色あるプランやサービスを打ち出しています。
MVNOとMNOの違い
MNOは「Mobile Network Operator(移動体通信事業者)」のことで、具体的にはau、ドコモ、ソフトバンク、楽天モバイルなど、自社で通信回線を保有して通信サービスを提供する事業者を指します。
MVNOとMNOの最も大きな違いは、通信回線を「自社で保有しているか、借りているか」という点です。
MVNOはなぜ安い?
MVNOが大手キャリアよりも安い料金でサービスを提供できる具体的な理由としては、主に次の2つが挙げられます。
通信回線をMNOから借りている
MNOは自社の通信回線を保有しているため、全国に数多くの基地局を建設し、常に最新の通信技術に対応するための設備更新を行っています。これには大規模な投資とメンテナンス費用が必要です。
一方で、MVNOはMNOから必要な分だけ回線を借りることで事業を運営しています。MNOから回線を借りるための費用は必要ですが、自社回線を保有するよりは少ないコストで抑えられています。
以上のようなビジネスモデルが、MVNOの料金の安さにつながっています。
店舗・人件費などのコストを削減している
多くのMVNOは、申し込みから契約、プラン変更、解約まで、ほとんどの手続きをWebサイトやアプリで完結できる仕組みを整えています。
このようなオンライン中心の運営により、大手キャリアのように全国各地にショップを構える必要がなく、店舗の家賃や光熱費、スタッフの人件費といったコストを抑えています。
さらに、テレビCMなどの広告に多額の費用をかけない点も、料金を低く抑えられる理由のひとつです。
MVNOを利用する際のメリット
利用者がMVNOへ乗り換える理由になる、MVNOならではの魅力・強みは主に次の3点にあります。
毎月のスマートフォン代を大幅に抑えられる
MVNOを利用する最大のメリットは、やはり料金の安さです。
大手キャリアで月々7,000〜10,000円程度支払っていた方が、MVNOに乗り換えてプランを見直すことで月々1,000〜3,000円程度に抑えられるケースも珍しくありません。
年間で考えると5万円以上の節約になることもあり、家族全員で乗り換えれば、さらに大きな効果が期待できます。使い方によっては、浮いたお金を旅行や趣味に充てたり、貯蓄に回したりと、家計の自由度が大きく広がるでしょう。
特に、「スマートフォンの基本的な機能が使えれば十分」という方にとって、MVNOのコストパフォーマンスは非常に魅力的です。
自身の利用状況に合ったプランを選べる
MVNOは各社が工夫を凝らしたプランを展開しており、自分の使い方にぴったりのサービスを見つけやすいのも大きなメリットです。3GB程度の低容量プランから50GBなどの高容量プランまで、ご利用状況にあわせて料金プランを選ぶことができます。
MVNOはデータ通信専用プランも充実しており、たとえば「通話はLINEで十分」「タブレットやモバイルルーター用に欲しい」という方は、音声通話機能なしのデータ通信専用プランを選べばより安価に利用することができます。サブ端末を持ちたい方や通話はほとんどしない方にとって、無駄のない選択肢になるでしょう。また、ユニークな独自プランも豊富に用意されています。
たとえば、「決まった通信速度でデータが使い放題のプラン」などは、大手キャリアにはないユニークな選択肢の例です。
自分のライフスタイルや使い方に合わせて、最適なプランを選べる自由度の高さは、MVNOならではの魅力だといえるでしょう。
乗り換えがしやすい
MVNOの多くはオンラインでの手続きが充実しているため、申し込みから開通まで、自宅にいながらスムーズに完結できます。
わざわざ店舗に足を運ぶ必要がないことから、忙しい方でも自分のペースで手続きを進められる点もメリットのひとつです。
初めての方でも迷わず手続きを進められるよう、チャットサポートや電話などの問い合わせ窓口やFAQも充実しています。
端末を新たに購入する必要がなく、SIMカードを差し替えるだけで利用を開始できるため、コストも手間も最小限に抑えられます。
MVNOを利用する際のデメリット・注意点
MVNOには多くのメリットがある一方で、利用前に知っておくべきデメリットや注意点もあります。
後悔しないためにも、特に以下の3点についてあらかじめ確認しておきましょう。
時間帯によって通信速度が遅くなる場合がある
MVNOは大手キャリアから通信回線の一部を借りてサービスを提供しているため、利用者が集中する時間帯には通信速度が低下することがあります。
特に、平日のお昼休み(12〜13時頃)や夕方から夜にかけての時間帯は、多くの人がスマートフォンを使うため、回線が混雑しやすくなる傾向です。
こうした時間帯には、動画の読み込みが遅くなったり、Webページの表示に時間がかかったりすることがあると知っておきましょう。
ただし、MVNO各社は通信品質の改善に力を入れており、事業者によって速度の安定性には差があります。日常的に高速通信が必要な作業をする方は、事前に通信速度の評判を調べておくのがおすすめです。
対面でのサポートを受けられる店舗が少ない
MVNOの多くは、コスト削減のため実店舗を最小限に抑えており、大手キャリアのように全国各地にショップがあるわけではありません。
基本的なサポートは電話やオンラインチャットなどで受けられますが、スマートフォンの操作に不慣れな方や対面で丁寧に説明してもらいたい方には、やや不便に感じられるかもしれません。
対面サポートを重視するなら、「近くに店舗があるかどうか」という視点でMVNOを選ぶとよいでしょう。
一部のMVNOでは、家電量販店などに窓口を設けたり、スマートフォン操作の遠隔アシストサービスを提供したりとサポート体制が充実しており、店舗数の少なさが大きなデメリットではない場合もあります。
キャリアメールやキャリア決済が使えないことがある
MVNOに乗り換えると、大手キャリアで利用していた「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」といったキャリアメールアドレスが基本的には使えなくなります。
大手キャリアが提供するメールアドレスの持ち運びサービスなどもありますが、月額料金が発生するため、携帯料金を抑えたい方にとっては大きなデメリットになるでしょう。
また、キャリア決済(携帯電話料金と一緒に支払いができるサービス)も、MVNOでは利用できないか、利用できる範囲が限られていることがあります。これまでキャリア決済を頻繁に使っていた方は、クレジットカードや電子マネーなど、別の支払い方法への切り替えが必要になるかもしれません。
キャリアメールおよびキャリア決済サービスをよく使う方は、乗り換え前に別の手段を準備しておくことをおすすめします。
失敗しないMVNOの選び方
MVNOは数多くの事業者が存在し、それぞれ特色が異なります。
自分に合ったサービスを選ぶために、以下のポイントを押さえておきましょう。
手持ちの端末がそのまま使えるか
MVNOへの乗り換え時、今のスマートフォンをそのまま使い続けたい場合は、お使いの端末が乗り換え先のMVNOで動作するかどうか、事前に確認しておくことが大切です。
多くのMVNOは、公式サイトに「動作確認済み端末一覧」を掲載しています。自分の機種が対応しているかどうか、あらかじめチェックしておきましょう。
また、SIMロックがかかっている端末の場合は、契約前に解除手続きが必要になることもあるため、その点もあわせて確認しておくと安心です。
料金プランや条件は自分に合っているか
MVNOを選ぶ際は、「安い」だけでなく、「自分の使い方に合っているか」という視点でプランや条件を確認することが重要です。
自分が月にどれくらいのデータ通信を使っているか把握し、それに見合ったプランを選ぶことで、無駄なくお得に利用できます。
また、データの繰り越し機能があるかどうかも重要なポイントです。使い切れなかったデータ容量を翌月に持ち越せるプランなら、月によって利用量にばらつきがある方でも安心です。
こうした細かな条件を比較検討することが、自分のライフスタイルに合った最適なMVNO選びにつながります。
サポート体制が充実しているか
ご自身のスキルやスタイルに合わせて、安心できそうなサポート体制のMVNOを選びましょう。
チャット・電話サポートは、多くのMVNOが提供している基本的なサポート形態で、自宅にいながら気軽に相談できるのが利点です。ただし、受付時間などは事業者によって異なるため、事前に確認しておくのがよいでしょう。
実店舗があったり、家電量販店内などに窓口を設けたりしている事業者は、対面でじっくり相談したい方に向いています。
また、一部のMVNOにはユーザー同士で質問・回答ができるコミュニティサイトが用意されています。
実際の利用者の声を参考にでき、リアルな情報を得られるのが魅力です。積極的に情報を集めたい方にとって、こうしたコミュニティも心強い存在になります。
通信速度の評判や安定性に問題はないか
MVNOは事業者によって、混雑時の通信速度に差が出ることがあります。
公式サイトに掲載されている理論値とあわせて、実測値のデータや、第三者機関の調査結果なども参考にするとよいでしょう。
また、回線元のキャリアがどこかも確認しておきたいポイントです。
たとえば、自宅や職場で「ドコモやソフトバンクが繋がりにくい」「auは繋がりやすい」という状況であれば、au回線のMVNOを選ぶと快適に利用できるでしょう。
ご自身の利用環境で、大手キャリアのうちどの回線を選ぶべきかをあらかじめ確認しておきましょう。
自分に合ったMVNOを選んで、スマートフォンをもっとお得に使おう
MVNOは、大手キャリアと同じサービスエリア・つながりやすさで、徹底したコスト削減により低価格を実現した、現代のモバイル通信における重要な選択肢のひとつです。
毎月のスマートフォン代を大幅に節約できるメリットがある一方で、混雑時の速度低下などの注意点も理解しておく必要があります。
大切なのは、「安さ」だけで選ぶのではなく、サポート体制、料金プラン、通信速度、端末の対応状況など、あらゆる視点から自分に合った事業者かどうかを総合的に判断することです。
本記事も参考に、ぜひ自分にぴったりのMVNOを見つけて、より賢く、お得なモバイルライフを手に入れましょう。
mineoでは、使い方に合わせて自分にぴったりを選べるおトクな料金プランをご用意しています。
お手持ちの端末‧電話番号をそのまま使うことも可能で、初めて格安スマホ‧格安SIMを使用されるお客さまにも安⼼してご利用いただけます。
MVNOの利用を検討されている方は、ぜひmineoのサービスもチェックしてみてください。





