
掲載日:2025年2月21日 更新日:2025年2月21日
スマホがWi-Fiにつながらないときに!まず試したい対処法

スマホがWi-Fiにつながらないときは、まずは次のような対処法を試してみましょう。
- ・スマホのWi-Fi機能がオフになっていないか確認する
- ・スマホをWi-Fiルーターに近づける
- ・電源ケーブルやLANケーブルの状態を確認する
- ・Wi-Fiルーターを再起動する
- ・スマホを再起動する
それぞれのポイントについて、以下で詳しく解説します。
スマホのWi-Fi機能がオフになっていないか確認する
スマホがWi-Fiにつながらないのは、なにかの拍子にWi-Fi機能がオフになってしまったことが原因かもしれません。
また、Wi-Fi機能がオンになっていてもうまくつながらない場合は、一度オフにしてからオンにすると不具合が解消されることもあります。スマホのWi-Fi機能の状態を確認する方法は、以下の通りです。
▼iPhoneの場合
- 1.「設定」アプリから「Wi-Fi」を選択する
- 2.Wi-Fiの設定画面で、Wi-Fiのスイッチがオンになっていることを確認する

▼Android™の場合
〇 Android™は機種によって操作方法が異なるため、あくまで一例です。
- 1.設定のアプリから、「ネットワークとインターネット」をタップする
- 2.「インターネット」をタップする
- 3.インターネットの設定画面で、Wi-Fiのスイッチがオンになっていることを確認する

スマホをWi-Fiルーターに近づける
スマホがWi-Fiルーターから離れていたり、間に障害物があったりすると、Wi-Fiに接続できなくなる場合があります。
特に、Wi-Fiルーターの設置場所とは別の部屋や別の階でのみ通信状況が不安定になる場合は、その可能性が高いでしょう。Wi-Fiルーターから1mくらいのところまでスマホを近づけて、Wi-Fiにつながるか確認するのがおすすめです。
電源ケーブルやLANケーブルの状態を確認する
Wi-Fiルーターの電源ケーブルやLANケーブルが抜けている可能性も考えられます。
どちらも挿入されていることを確認し、抜けかけている場合は奥までしっかり差し込みましょう。
Wi-Fiルーターを再起動する
Wi-Fiルーターに不具合が起きている場合は、再起動すると状況が改善する可能性があります。
Wi-Fiルーターを再起動する際には、ACアダプターをコンセントから抜き、5分ほど放置してから差し込み直します。なお、Wi-Fiルーターとは別にONU(回線終端装置)が設置されている場合は、まず両方のACアダプターを抜いてから、ONU→Wi-Fiルーターの順に差し込み直しましょう。
再起動ボタンを押して再起動できるルーターの場合は、そちらの方法を利用しましょう。
スマホを再起動する
上記の方法を試してもWi-Fiにつながらない場合は、スマホ本体に不具合が起きている可能性も考えられます。そのような場合はスマホを再起動して、Wi-Fiにつながるか試してみましょう。
▼iPhoneを再起動する方法
【iPhone X、11、12、13以降】
- 1.上下どちらかの音量調節ボタンとサイドボタンを長押しする
- 2.電源オフスライダが表示されたら、スライダをドラッグする
- 3.電源が切れるまで30秒ほど待つ
- 4.電源が切れたらAppleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しする
【iPhone 6、7、8、SE】
- 1.サイドボタンを長押しする
- 2.電源オフスライダが表示されたら、スライダをドラッグする
- 3.電源が切れるまで30秒ほど待つ
- 4.電源が切れたらAppleロゴが表示されるまでサイドボタンを長押しする
▼Android™を再起動する方法
〇 Android™は機種によって操作方法が異なるため、あくまで一例です。
- 1.電源ボタンを長押しする
- 2.「再起動」を選択する
スマホがWi-Fiにつながらない原因を特定する3つのステップ

ここまでご紹介した方法を試してもWi-Fiにつながらない場合は、次の3つのステップで原因を特定しましょう。
STEP1.有線接続を試す
まずは、有線接続でインターネットにつながるか試してみます。Wi-Fiルーターにパソコンなどを有線で接続し、問題なくつながるか確認します。
有線接続でもインターネットにつながらない場合は、ルーター本体の不具合やプロバイダー側で障害が起きている可能性が考えられるでしょう。
STEP2.ほかの端末でWi-Fiにつながるか試す
有線接続ならインターネットにつながる場合は、ほかの端末でWi-Fiにつながるか試してみましょう。
ほかのスマホやパソコンなどでもWi-Fiにつながらない場合は、ルーターのWi-Fi機能に不具合が起きていると考えられます。ルーターの状態を確認したり、ファームウェアをアップデートしたりして様子をみましょう。それでも解決しない場合は、ルーターをレンタルした事業者やメーカーに問い合わせるのがおすすめです。
もし、ほかの端末ならWi-Fiにつながるという場合は、Wi-Fiにつながらないスマホ側に問題が生じている可能性が考えられます。
STEP3.ほかの場所でWi-Fiにつながるか試す
自宅以外の場所でWi-Fiにつながるか試してみましょう。ほかの場所ならつながる場合は、自宅のWi-Fiルーターとのみ、接続がうまくいかないということになります。
その場合は、自宅のWi-Fiルーターとスマホを接続し直す、ルーターのWi-Fi設定を初期化するなどの対応があります。
Wi-Fiルーターに接続し直す場合は、まずスマホの「設定」アプリのネットワーク設定画面から、接続したいルーターのSSIDを探してタップし、このネットワークを一度削除しましょう。その後、あらためて接続したいSSIDをタップし、暗号化キーを入力します。SSIDと暗号化キーはルーター本体や付属の設定用紙などで確認可能です。
ほかの場所でもスマホがWi-Fiにつながらない場合は、スマホのWi-Fi機能に不具合が生じている可能性があります。スマホのOSが古いことが原因の場合もあるので、更新して様子を見てみましょう。それでも解決しない場合は、スマホを購入した店や通信キャリアに相談することをおすすめします。
スマホがWi-Fiにつながりにくい場合に見直したいポイント

Wi-Fiにまったく接続されないわけではないものの、「一時的につながらないことがある」「通信状況が不安定になるときがある」といった場合には、次のポイントを見直してみましょう。
Wi-Fiルーターの設置場所
Wi-Fiルーターの近くに背の高い家具や壁があると、Wi-Fiの電波が妨げられてしまいます。また、金属や水槽など水が入ったものの近くも避けるべきです。そのほか、電子レンジやテレビなどの家電が近くにあると、Wi-Fiと電波干渉を起こす恐れがあります。
なお、Wi-Fiルーターの設置場所は、床から約1mの高さがベストです。これらの情報を参考に、Wi-Fiルーターの設置場所を見直してみましょう。
Wi-Fiの周波数帯
Wi-Fiの周波数帯には5GHzと2.4GHzの2種類があり、近年は6GHzも登場しています。
一般的に、Wi-FiルーターのSSID(接続先の名前)では5GHzは「a」、2.4GHzは「g」と表示されます。
5GHzは基本的にルーター以外には使用されないので電波干渉が起こりにくく、2.4GHzと比べて通信速度が速いというメリットもあります。その反面、障害物には弱いため、壁や天井、背の高い家具などが近くにあると、通信状況が不安定になってしまうことがあるでしょう。
一方、2.4GHz帯は障害物に強く、電波が遠くまで届きやすいという特徴があります。ただし、2.4GHz帯は電子レンジやテレビなどの家電製品にも使われているため、電波干渉が起こりやすいのがデメリットです。
このように、5Ghz帯と2.4Ghz帯にはそれぞれ異なる特徴があるので、状況に応じて選択することが大切です。
Wi-Fiルーターに同時接続する台数
Wi-Fiルーターには、製品ごとに同時接続台数の上限が設定されています。
接続台数があまりに多いとWi-Fiが不安定になることがあるため、あらかじめ上限を確認しておきましょう。とくに、パソコンやスマホ以外にも、Wi-Fi対応のスマート家電などを多く使用している場合は注意が必要です。
まとめ
スマホがWi-Fiにつながらないときは、まずスマホのWi-Fi機能や、Wi-Fiルーターの状態をチェックしてみましょう。また、Wi-Fiルーターやスマホ本体を再起動することで、再び接続されることもあります。
スマホがWi-Fiにつながらなくなる原因はさまざまあるので、まずは落ち着いて原因を特定することが大切です。通信状況が不安定になることが多い場合は、Wi-Fiルーターの設置場所や周波数帯なども見直してみましょう。